水耕栽培スポンジを使った種まきの方法!失敗しないための4つのコツも紹介

スポンジを使った水耕栽培は、自宅で手軽に野菜を栽培できるのが魅力です。

しかし、スポンジに種まきをしたことがない場合、どのように種まきをするのか分からない人も多いです。

そこで今回は、水耕栽培用スポンジを使った種まきの流れを解説します。

上手に野菜を育てるための4つのポイントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事は、水耕栽培用スポンジを製造する富士ゴム産業が執筆しています。

水耕栽培のスポンジに種まきをする流れ

スポンジで水耕栽培をするには、まずは専用のスポンジを用意して、適切な大きさに切り分けていきます。

ここでは、水耕栽培のスポンジに種まきをする流れを紹介します。

水耕栽培用のスポンジを用意する

水耕栽培には、専用のスポンジを使用します。

100均で販売されている台所用スポンジでも代用できますが、スポンジの硬さによっては根の成長を阻害する可能性があります。

水耕栽培専用のスポンジは、種を置くくぼみがあるものや、種を入れる切込み付きのものがあり、種まきが簡単になります。

水耕栽培専用のスポンジは、以下のページからご購入可能です。

業者の方はこちらからお問い合わせください。

スポンジを適切な大きさに切り分け

野菜を一つ育てるだけであれば、スポンジを23mm*23mmほどに切り分けます。

複数の野菜を同時に育てる場合は、大きなスポンジのままで大丈夫です。

水耕栽培用のスポンジに種まきをする

水耕栽培用のスポンジの準備ができたら、種を撒きます

コーティング種子のような丸い種は転がりやすく、位置が安定しないため、くぼみ付きのスポンジがおすすめです。

切り込みがあるスポンジの場合は、切り込みの深さ1cmほどに種を置いてください。

深すぎると発芽しない可能性があります。

水耕栽培のスポンジに種まきをする際の4つのポイント

スポンジへの種まきは、スポンジの形状に合わせて種まきをして、内部の空気を抜くことが大切です。

ここでは、水耕栽培のスポンジに種まきをする際の4つのポイントを紹介します。

スポンジの形状に合せて種まきをする

水耕栽培用のスポンジには、以下の3種類があります。

  • 加工なしの平らなスポンジ
  • くぼみがあるスポンジ
  • 十字切り込みがあるスポンジ

加工なしの平らなスポンジは、種同士の距離が均等になるように種まきをします。

位置の目安がなく、自分で距離を測る必要があります。

種同士が近すぎると、根の成長を邪魔したり、育った時に葉が干渉し合ってしまいます。

また、種が転がりやすく、衝撃などにより移動しないように注意が必要です。

くぼみがあるスポンジは、コーティング種子のような丸い種に向いています。

スポンジを持ち運ぶ際に多少揺れても、くぼみが転がりを防いでくれます。

十字切り込みがあるスポンジは、種がスポンジ内に入り込み、乾燥を防ぐ効果があります。

種が乾燥すると、発芽しない可能性が高まるため注意が必要です。

種の転がりも防いでくれて、スポンジを持ち運ぶ際にも安心です。

スポンジに切り込みがある場合は1cmほどの深さに種まきする

切り込み付きのスポンジは、種まきをする深さに注意が必要です。

基本は、切り込みの上部から1cmほどの深さに設置します。

深い場所に種を撒くと、芽が出にくくなります。

種まきの前に水耕栽培用スポンジ内部の空気を抜く

水耕栽培用スポンジを水に浸けるときは、スポンジ内部の空気が抜けるように、押してください。

内部に空気が残っていて水分量が十分でないと、発芽しづらくなります。

種がずれないようにティッシュペーパーを被せる

種がずれないようにするには、ティッシュペーパーが有効です。

日差しの調整などで種を撒いたスポンジを持ち運ぶ場合、振動で種がずれてしまいます。

種の上にティッシュペーパーを被せると、種が固定されて動かなくなります。

ただし、乾いたティッシュペーパーでは種を抑えられないため、湿らせてから被せるといいでしょう。

湿らせてティッシュペーパーには、種を固定するだけでなく、湿度を保つ役割もあります。

水耕栽培用スポンジを利用して種まきをするメリット

水耕栽培用スポンジに種まきをする大きなメリットは、水分量の調整ができる点です。

スポンジを絞れば、簡単に水分を減らせます。

梅雨の時期や夏場など、比較的湿度が高い時期はスポンジの水分を少なめにして、冬場の乾燥する時期は水分を多く含ませる、など調整が簡単です。

また、必要な水分は植物により異なりますが、スポンジであれば水分量を細かく変化させられます。

また、水だけで育てる場合と違い、スポンジがあると植物を支えられます。

植物はスポンジに根を張り巡らせるため、効率的に栄養を吸収でき、根腐れも抑制可能です。

まとめ

水耕栽培のスポンジに種まきをするには、まず水耕栽培用のスポンジを用意します。

100均などで販売されているスポンジでも栽培は可能ですが、スポンジの硬さによっては、根が十分に成長できないため注意してください。

穴や切れ込みが入っているスポンジもあります。スポンジの形状に合わせて種を撒く間隔を調整しましょう。

スポンジに種まきをすると、水分量の調節がしやすく、初心者でも簡単に植物を育てられます。

水耕栽培に最適なスポンジを選んで、さまざまな植物を育ててください。

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