【失敗】水耕栽培用スポンジでチンゲンサイを育てた結果!

チンゲンサイは、さまざまな気候や環境に適応できるため、水耕栽培でも育てやすい野菜です。

しかし、今回はチンゲンサイの栽培に失敗してしまいました。

この記事では、チンゲンサイの成長記録や、なぜ栽培に失敗したのかを解説します。

この記事は、水耕栽培用スポンジを製造する富士ゴム産業が執筆しています。

チンゲンサイの栽培時期

チンゲンサイは、15~25℃が育成に適した温度です。

急激な気温の変化や遮光に気を付ければ、春から秋まで栽培できます。

収穫の目安は以下の通りです。

収穫が遅くなり成長しすぎると、筋張って硬くなるため、収穫時期に注意してください。

水耕栽培用スポンジでチンゲンサイを育てるために必要なもの

チンゲンサイの水耕栽培は、簡単に集められる道具で栽培を始められます。必要なのは以下の道具です。

  • 水耕栽培用スポンジ
  • チンゲンサイの球根
  • 液体肥料
  • 容器(豆苗プランター)

水耕栽培に使用するスポンジは、100均で販売されている台所用スポンジでも代用できます。

ただし、硬さや密度によっては、チンゲンサイの成長を阻害する可能性があります。水耕栽培が上手くいかない場合は、専用のスポンジを使用しましょう。

水耕栽培スポンジホームセンターでは、専用スポンジを含む水耕栽培キットを販売しています。

チンゲンサイの種や液体肥料は、ホームセンターや種苗店で購入できます。また、ネット通販でも購入できるため、検索してみてください。

水耕栽培用スポンジでチンゲンサイを育てるための準備

水耕栽培でチンゲンサイを育てるには、まずは水耕栽培用スポンジを容器に合わせて、適切なサイズにちぎります。

専用スポンジには切り込みが入っていて、キレイにちぎれます。

スポンジを容器のサイズに合わせてちぎったら、容器に水を入れます。

容器は100均で購入できる、豆苗プランターを使用しています。

スポンジ内部に空気が残らないように、しっかりと押し出してください。

空気が残っていると、種の水分が不足して発芽しない可能性があるためです。

水耕栽培用スポンジでチンゲンサイの種まき

豆苗プランターに付属しているカゴに載せて、チンゲンサイの種をセットします。

カゴがあると、水の交換やお手入れが楽になりますが、なくても問題ありません。

一つのくぼみに種が2~3粒入るようにしてください。

チンゲンサイの種をセットしたら、容器に水を入れます。

水の量はスポンジが半分浸るくらいが適量です。

水を入れたら容器にラップを掛けることで、乾燥を防止できます。

水耕栽培用スポンジでチンゲンサイを育てた成長記録

ここからは、実際に水耕栽培用スポンジでチンゲンサイを育てた成長記録を紹介します。

種を撒いてから3日、種の殻が割れて芽が出そうな雰囲気です。

7日目

ほとんどの種が発芽しました。

10日目 葉が成長して、力強くなってきました。

15日目 根がスポンジを突き破り、容器の下から顔を出しました。

17日目 気温が暖かくなり、成長速度が加速しました。

37日目 さらに成長して、見慣れたチンゲンサイの形になってきました。

42日目 今回はミニチンゲンサイの種を使用しているため、収穫の目安は草丈10~15cmほどです。

現在は、7~8cmなので収穫までもう少しです。

43日目 葉が密集しています。

すべての葉に陽が当たらず成長を阻害するため、ハサミを使って間引きします。

50日目 葉を間引いて、陽が当たりやすくなりました。

87日目 4月になり気温が急に上がったため、チンゲンサイも急成長して花が咲いてしまいました。

この状態を、「とう立ち」といいます。

花が咲いたチンゲンサイは、食べられないことはないですが、筋張って美味しくありませんでした。

チンゲンサイを水耕栽培する際のポイント

気温の変化に注意する

チンゲンサイが属するアブラナ科は、急激に気温が上がると、花が咲きやすい野菜です。

空調管理された植物工場であれば問題ありませんが、自宅で水耕栽培をする場合は、種まきの時期に気を付けましょう。

今回は、2月下旬に種まきをしたため、4月の暖かい時期になり、急成長してしまいました。

また、肥料が多すぎてもとう立ちが発生するので、注意してください。

葉が増えたら間引く

小さい容器で水耕栽培をしている場合、葉が成長すると、葉が密集して陽が当たらなくなってしまいます。

葉が密集してきたらハサミで切り取り、間引いてください。

ハサミを使わずに、種ごと引き抜いても問題ありません。

まとめ

チンゲンサイは、夏場の暑い環境にも適応して成長する野菜です。初心者でも育てやすいため、人気があります。

チンゲンサイの育成に適した温度は20℃前後ですが、遮光や保温で温度管理をすれば春~秋まで栽培可能です。

チンゲンサイを水耕栽培する際は、とう立ちに気を付けてください。とう立ちとは気温の急激な上昇により、花が咲いてしまうことです。チンゲンサイの花は食べられますが、今回収穫した花は筋張って美味しくありませんでした。

チンゲンサイの水耕栽培は、YouTubeで動画を公開しています。この記事と併せてご覧ください。

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